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eyes to me~ 私を見て
第64章 獣と獣の対決

「増ちゃんを離すのよ!今すぐ!」
西野は、破片のきっ先を真っ直ぐに綾波の方へ突きつける。
「お前の写真もあるぞ?良く撮れているが……見るか?」
西野は気の強い眼差しを向けた。
「ハッタリでしょ?どうせ!」
「さあ、それはどうかな」
「未菜……っ!止めろ」
増本が、綾波に締められながら必死な形相で叫んだ。
未菜は鼻で笑う。
「ふん……あんたが、私に命令するの?」
西野は、硝子を手に更に間を詰め、綾波と睨み合った。
「バカな事をするんじゃない……ここは僕が何とかする……誰かに見られたら……っ」
「僕が、何とかするですって?」
西野は、いかにも可笑しい、という様に笑いだした。硝子を前に突き出したまま、狂った様にかん高い声を出した。
「未菜……っ」
「あんたなんか、あんたなんか……何も出来ないくせに!何とか出来るなら……してみなさいよ!アハハハハ……」
西野の通る声が響き渡った。不審に思った受付嬢が部屋を覗くと、あっと悲鳴を上げて人を呼びに行く。
西野は、破片のきっ先を真っ直ぐに綾波の方へ突きつける。
「お前の写真もあるぞ?良く撮れているが……見るか?」
西野は気の強い眼差しを向けた。
「ハッタリでしょ?どうせ!」
「さあ、それはどうかな」
「未菜……っ!止めろ」
増本が、綾波に締められながら必死な形相で叫んだ。
未菜は鼻で笑う。
「ふん……あんたが、私に命令するの?」
西野は、硝子を手に更に間を詰め、綾波と睨み合った。
「バカな事をするんじゃない……ここは僕が何とかする……誰かに見られたら……っ」
「僕が、何とかするですって?」
西野は、いかにも可笑しい、という様に笑いだした。硝子を前に突き出したまま、狂った様にかん高い声を出した。
「未菜……っ」
「あんたなんか、あんたなんか……何も出来ないくせに!何とか出来るなら……してみなさいよ!アハハハハ……」
西野の通る声が響き渡った。不審に思った受付嬢が部屋を覗くと、あっと悲鳴を上げて人を呼びに行く。

