この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air

「お姉ちゃん……アイスミルクティーが大好きなの……」
「美味しいよね~!俺も好きだな~」
三広は笑顔で頷いた。
「レアチーズケーキが好きで……ブルーベリーのジャムとの組み合わせが一番なの」
「う――っ!なんか、食べたくなってきた!」
「実は梅干しも大好きなんだよ、お姉ちゃん。
……子供の時、お母さんが漬けてあったのを止まらなくなって全部いっぺんに食べちゃった事があって……その後、ずっと水ばっかり飲んでた」
「ええ――っ!そうなんだ」
桃子は、クスリと笑い声を溢すと上を向いた。その瞳は涙で盛り上がっている。
「梱包材で……ビニールのプチプチってわかる?あれ、お姉ちゃん……昔から大好きで。雑巾を絞るみたいに……して……潰すのが……大好きで……っ」
桃子の瞳から、嵩を増した水がこぼれ落ちる。
「好きな男……の人のタイプとかも……昔から変わらない……のよ?
そう……綾波……みたいなっ……」
桃子は、とうとうしゃくり上げた。
「お姉ちゃんの好きな物……何でも知ってる……けど……こんな時……何をしたら笑ってくれるのか……全然……わかんないよっ……」
「桃子ちゃん……」
三広が、貰い泣きしそうになった時、マイカと亮介が走ってやって来た。
「あ――っ桃子!どうしたの?」
「三広――っお前何を泣かせてんだ――っ」
マイカは桃子から、亮介は三広からジュースを受け取り、抱えて早歩きでテントへ向かうと、二人へ怒鳴る様に言い捨てた。
「根本さん、桃子を抱っこして慰めてあげてよね!」
「三広っ!女の子を泣かせたら、責任取って百倍笑わせるのが男子だぜ――! 」
「美味しいよね~!俺も好きだな~」
三広は笑顔で頷いた。
「レアチーズケーキが好きで……ブルーベリーのジャムとの組み合わせが一番なの」
「う――っ!なんか、食べたくなってきた!」
「実は梅干しも大好きなんだよ、お姉ちゃん。
……子供の時、お母さんが漬けてあったのを止まらなくなって全部いっぺんに食べちゃった事があって……その後、ずっと水ばっかり飲んでた」
「ええ――っ!そうなんだ」
桃子は、クスリと笑い声を溢すと上を向いた。その瞳は涙で盛り上がっている。
「梱包材で……ビニールのプチプチってわかる?あれ、お姉ちゃん……昔から大好きで。雑巾を絞るみたいに……して……潰すのが……大好きで……っ」
桃子の瞳から、嵩を増した水がこぼれ落ちる。
「好きな男……の人のタイプとかも……昔から変わらない……のよ?
そう……綾波……みたいなっ……」
桃子は、とうとうしゃくり上げた。
「お姉ちゃんの好きな物……何でも知ってる……けど……こんな時……何をしたら笑ってくれるのか……全然……わかんないよっ……」
「桃子ちゃん……」
三広が、貰い泣きしそうになった時、マイカと亮介が走ってやって来た。
「あ――っ桃子!どうしたの?」
「三広――っお前何を泣かせてんだ――っ」
マイカは桃子から、亮介は三広からジュースを受け取り、抱えて早歩きでテントへ向かうと、二人へ怒鳴る様に言い捨てた。
「根本さん、桃子を抱っこして慰めてあげてよね!」
「三広っ!女の子を泣かせたら、責任取って百倍笑わせるのが男子だぜ――! 」

