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eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air

三広は唖然として走り去る二人を見ていた。桃子は肩を震わせ泣いている。
三広は、咳払いをして深呼吸をしてから腕を大きく広げた。
「……も、もももも桃子!俺の胸に……とっとととと……突進して来てごらんっ!」
桃子は、目を見開くと、泣き笑いの顔になり、頭から三広の腹にぶつかっていった。
「ぐぅほっ……」
「……三広君、ありがとう……」
腹への衝撃に目を回す三広だったが、桃子の小さな呟きに微笑み、その頭をポン、と優しく撫でた。
「大丈夫だよ……綾ちゃんて、殺しても死なないくらいに強いから!
ほら、今までだって危ない事があっても復活したじゃん?
美名ちゃんも……心が強い人だから……きっと大丈夫だよ」
桃子は、顔を上げて三広を睨む。
「きっと、て……なんか適当~な感じ」
「いや、きっとじゃなくて絶対大丈夫だよ!……多分」
「多分――!?」
桃子に詰め寄られ、三広はたじろいだ。
三広は、咳払いをして深呼吸をしてから腕を大きく広げた。
「……も、もももも桃子!俺の胸に……とっとととと……突進して来てごらんっ!」
桃子は、目を見開くと、泣き笑いの顔になり、頭から三広の腹にぶつかっていった。
「ぐぅほっ……」
「……三広君、ありがとう……」
腹への衝撃に目を回す三広だったが、桃子の小さな呟きに微笑み、その頭をポン、と優しく撫でた。
「大丈夫だよ……綾ちゃんて、殺しても死なないくらいに強いから!
ほら、今までだって危ない事があっても復活したじゃん?
美名ちゃんも……心が強い人だから……きっと大丈夫だよ」
桃子は、顔を上げて三広を睨む。
「きっと、て……なんか適当~な感じ」
「いや、きっとじゃなくて絶対大丈夫だよ!……多分」
「多分――!?」
桃子に詰め寄られ、三広はたじろいだ。

