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eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air

「嘘……」
小さな画面の中のその景色が、本当の事と思えず呆然とする。
「美名、この目で見てこようぜ!」
真理と由清は、美名の両手を掴むとテントの外へ飛び出した。
三人は手を繋いだまま駆け足で、会場が見渡せるポイントまで行く。
客席の末尾の更に後ろの、小高い丘になっている場所に立ってみた。
ピンクの応援団や、はまじろう達よりも、客の数の方がはるかに勝っている。皆、ステージの方向に顔を向けて、隣の人と何やら楽しそうに話をしたり、クレッシェンドやボンバーの曲を口ずさんだりしている。
すると、"恋するcherry soda"を、三人のまん前に居る女の子二人が熱唱しているではないか。
美名は思わず拍手してしまった。
すると、女の子の一人が振り返った。
小さな画面の中のその景色が、本当の事と思えず呆然とする。
「美名、この目で見てこようぜ!」
真理と由清は、美名の両手を掴むとテントの外へ飛び出した。
三人は手を繋いだまま駆け足で、会場が見渡せるポイントまで行く。
客席の末尾の更に後ろの、小高い丘になっている場所に立ってみた。
ピンクの応援団や、はまじろう達よりも、客の数の方がはるかに勝っている。皆、ステージの方向に顔を向けて、隣の人と何やら楽しそうに話をしたり、クレッシェンドやボンバーの曲を口ずさんだりしている。
すると、"恋するcherry soda"を、三人のまん前に居る女の子二人が熱唱しているではないか。
美名は思わず拍手してしまった。
すると、女の子の一人が振り返った。

