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eyes to me~ 私を見て
第65章 castle in the air

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同じ頃、OMI本社の玄関前に待機していた堺とペコ、智也は時計と睨めっこしながら、一向に変わらない状況に焦れていた。
「綾波君、大丈夫かしら?ずっと中に閉じ込められて……具合が悪くならなきゃ良いわね……あと、増本さんも……」
ペコは、言葉を区切り、苦々しく呟いた。
「西野未菜……こんな大事をしでかす前に、私達が思いきってスッパ抜いてやった方が良かったのかしらね……そしたら大勢の人を巻き込まずに済んだのかも知れないわ」
「ペコさん……」
堺が首を振る。
「ポキノンさんが気に病む事はありません……
きっと、いつか何か起こったんでしょう。
たまたま、色んな偶然が重なってしまってこうなっただけですよ」
「智也さん……うううっ」
ペコは、気遣いの言葉に感激し目を潤ませながら、隣の堺の尻を思いきりつねる。
「痛いっ!?な、なんでですかチーフ!」
「何故かしらねええ――っ!イケメンオーラに当てられておかしくなってしまったのかしら~!それとも――待機疲れなのかもね――!おーほほほ!」
ペコは、堺を羽交い締めにして脇腹をくすぐり始めた。
「うぎゃあ――っ」
堺が悶絶している横で、智也は腕を組み目を鋭く光らせ思案していた。
(まずいな……膠着状態が続くと、誰しも精神的肉体的な疲労が出てきて、突拍子もない行動に出る恐れがある……)
同じ頃、OMI本社の玄関前に待機していた堺とペコ、智也は時計と睨めっこしながら、一向に変わらない状況に焦れていた。
「綾波君、大丈夫かしら?ずっと中に閉じ込められて……具合が悪くならなきゃ良いわね……あと、増本さんも……」
ペコは、言葉を区切り、苦々しく呟いた。
「西野未菜……こんな大事をしでかす前に、私達が思いきってスッパ抜いてやった方が良かったのかしらね……そしたら大勢の人を巻き込まずに済んだのかも知れないわ」
「ペコさん……」
堺が首を振る。
「ポキノンさんが気に病む事はありません……
きっと、いつか何か起こったんでしょう。
たまたま、色んな偶然が重なってしまってこうなっただけですよ」
「智也さん……うううっ」
ペコは、気遣いの言葉に感激し目を潤ませながら、隣の堺の尻を思いきりつねる。
「痛いっ!?な、なんでですかチーフ!」
「何故かしらねええ――っ!イケメンオーラに当てられておかしくなってしまったのかしら~!それとも――待機疲れなのかもね――!おーほほほ!」
ペコは、堺を羽交い締めにして脇腹をくすぐり始めた。
「うぎゃあ――っ」
堺が悶絶している横で、智也は腕を組み目を鋭く光らせ思案していた。
(まずいな……膠着状態が続くと、誰しも精神的肉体的な疲労が出てきて、突拍子もない行動に出る恐れがある……)

