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eyes to me~ 私を見て
第15章 歌姫の妹
 そして身体中の痛みに悲鳴を上げた。

「いたいっ!ええ――っ何で?」

 筋肉痛になるような運動はしていない筈なのに。
 何秒間か考えて、ある結論に辿り着くと、顔が熱くなった。

(綾波さんに会ってから何度も激しく抱かれてるから……?)

 リビングには綾波の姿はなく、テーブルに置き手紙があった。
 几帳面そうな整然とした綺麗な文字。

『急な野暮用で一日出掛ける。帰りは遅くなる。退屈かも知れんが大人しく休んでいなさい。
 金を置いておくから何か頼んで適当に食っとけ。危ないから火は使うな』

「子供の留守番じゃあるまいし」

 ぷっと吹き出してしまう。


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