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eyes to me~ 私を見て
第66章 eyes to me~私を見て

『菊野さん……には、大丈夫だ、と連絡……てくれ』
「はいはい、分かったよ。母さんには本当に早めに知らせておかないと、後でスッゲー叱られるからな……」
『美……は……てないか?』
(美名は、泣いてないか?)と、聞いたのだろう。
祐樹は聞こえない振りでとぼけた。
「さあて……俺も、お前の代りにプリキーちゃんの晴れ姿を見てくるかな……
なるべく早く来てやれよ。早く抱き締めてやれ……でないと、どっかの誰かにかっさらわれるぞ」
綾波が何か言ったのかも知れないが、祐樹は早々に電話を切ってしまった。
「気になるなら、さっさと戻ってこい、大馬鹿野郎!」

