この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第66章 eyes to me~私を見て



 桃子は、美名のバッグの中身を見てあっ、と声を上げた。



「お姉ちゃん、TシャツとGパンしか持ってきてないの?」

「うん」

「あああっ――!何かもうちょい可愛い服、持ってきておけば良かった――!」



 桃子は悔しがる。



「いいじゃない……それで。動きやすいし」

「え――っでも」

「だったら、アレ着て出ようかな」



 口を尖らせる桃子に、美名は部屋の壁に掛けてある、ピンクはまじろうスーツを指差してみせた。



「なななっ何馬鹿言ってんのよ――!」



 美名は、桃子の手を握り、優しく笑った。



「今日はありがとう……桃子がここに来てくれて……凄く心強かった」

「お姉ちゃん……」



 桃子は、目を潤ませた。



「後は自分でやるから……悪いけど、外で待っててくれる?」



 美名の迷いの無い澄みきった表情に、桃子は何かを感じ取り、黙って頷いて出て行った。





/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ