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eyes to me~ 私を見て
第66章 eyes to me~私を見て



 桃子は、ドアを閉め、控え室から少し離れた壁に凭れて涙をぬぐう。

 もともとは、桃子は美名の上京に反対していた。

 お人好しでそそっかしい姉が大都会で独りで、何のツテも無く歌手を目指すなどーー騙されて傷付くにちがいない、と心配していた。

 だが美名の決心はゆるがない。

 桃子は拗ねて、美名が出発するその日まで、口をきかなかった。

 美名が新幹線に乗り込み手を握り締めてきた瞬間、我慢の糸が切れて号泣してしまった。

 大きな声で泣いたので注目を浴びてしまい、後で母から叱られてしまった。



(寂しかったけど……でも、あの時の決心が今に繋がったんだよね……

 あんなに沢山の人達がプリキーを応援してくれて……)



「あ――っ!嬉しい――!良かったよ~!」



 桃子は、感きわまり、叫びながら伸びをする。





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