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eyes to me~ 私を見て
第66章 eyes to me~私を見て




 高幡は情けない悲鳴を上げ倒れた。腹を押さえながら床を這って綾波から逃げる。

 綾波はすかさず高幡の真正面にまわりこんだ。



「ひいっ……助けて……」



 先程まで美名に恐ろしい形相を向けていた高幡は、羊のように弱々しく許しを乞う。鬼神となり果てた綾波は、高幡の脚をむんずと掴むと、ぐるぐると回り、遠心力の勢いのまま投げ飛ばした。

 高幡の体が、姿見に背中から当たった。

 鏡に皹が入りバリバリと割れ、頭や体に降り注ぐ。

 美名は、部屋の隅にへたりこみ咳き込みながら、綾波を熱く見つめていた。



(剛――さん、剛さん――!)



 愛しいひとを呼びたい。なのに、苦しくて声が出せないのが堪らなくもどかしい。



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