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第66章 eyes　tｏ　me～私を見て

｢プロポーズ……キャアアア素敵――！｣



　マイカが頬を押さえて叫ぶと、健人は憮然とする。



｢お前がもしプロポーズされたら、俺に面通しする事――！分かったかっ｣

｢何怒ってんの～？｣



　マイカに頭を殴られ、健人は崩れ落ちた。



｢プロポーズの瞬間を撮りたいですね！｣



　堺が目を輝かせてカメラを構える。



｢二人のストーリーのドキュメントブックを出版したいくらいだわあ～おほほ！｣



　ペコはコロコロ笑った。

　智也は、綾波の顔を覗き、ニヤリと笑う。



｢何だ……まだキメれてないのか｣

｢プロポーズはしたぞ｣



　三広が目を剥いた。



｢な、ななな――！綾ちゃんが……綾ちゃんがついに……プッ……ブー！｣



　みるみる真っ赤になった三広は、鼻血を噴き出した。