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eyes to me~ 私を見て
第15章 歌姫の妹
混雑するホームを三人で手を繋ぎながら歩き、地下から脱出してアニメショップ"キャラメイト"へ向かう。
桃子は上機嫌で鼻唄をしていたが、いつしか鼻唄を通り越し、熱唱していた。
しかも翔大と一緒に。
「そうか~しょう君はバンドマンなんだ~どうりで歌が上手いんだね」
「美名には敵わないよ」
美名はドキリとするが、そう言われるとやはり嬉しい。
「お姉ちゃんはね、小さな時から暇さえあれば何か歌ってたからね。寝る時間になっても歌ってて怒られたよね!アハハ」
「そうなのか」
「歌う為に生まれてきたみたいな人だよ!
う――ん、お姉ちゃんさ、もしデビューしたらアニメのタイアップとか来るといいね!
下手なドラマタイアップより、やっぱりアニメだよ!」
翔大は怪訝な顔で美名を見た。
「桃子ちゃんに、デビューの事言ってないの?」
「う……タイミングが合わなくて……」
桃子は上機嫌で鼻唄をしていたが、いつしか鼻唄を通り越し、熱唱していた。
しかも翔大と一緒に。
「そうか~しょう君はバンドマンなんだ~どうりで歌が上手いんだね」
「美名には敵わないよ」
美名はドキリとするが、そう言われるとやはり嬉しい。
「お姉ちゃんはね、小さな時から暇さえあれば何か歌ってたからね。寝る時間になっても歌ってて怒られたよね!アハハ」
「そうなのか」
「歌う為に生まれてきたみたいな人だよ!
う――ん、お姉ちゃんさ、もしデビューしたらアニメのタイアップとか来るといいね!
下手なドラマタイアップより、やっぱりアニメだよ!」
翔大は怪訝な顔で美名を見た。
「桃子ちゃんに、デビューの事言ってないの?」
「う……タイミングが合わなくて……」