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eyes to me~ 私を見て
第15章 歌姫の妹
翔大の瞳の中に危険な獣が見える。
「ふたりきりの空間で、こうやって触られてるのに拒否しないと……どうなるかわかる?」
顎を掴まれ上を向かされると、切ない瞳が見つめている。
18歳の頃の恋情が甦って、引き摺られそうになり、美名は唇を噛み自分を押し止めた。
すると、翔大の唇が近付いて来る。
「だ、ダメ!」
美名が叫んだその時、チーンと音が鳴り最上階に到着した。
ドアが開き、美名は慌てて翔大から離れる。
逃げる様にずんずん店内を歩き続け桃子を探すが見当たらない。
似たような後ろ姿を見付けてホッとして肩を叩くと、全くの別人の女性だった。
「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
美名は、絶叫するみたいに謝りその場を去った。
迷路みたいなフロアーをさ迷うが桃子は見付からず、途方に暮れていたら例の着信が鳴る。
「ふたりきりの空間で、こうやって触られてるのに拒否しないと……どうなるかわかる?」
顎を掴まれ上を向かされると、切ない瞳が見つめている。
18歳の頃の恋情が甦って、引き摺られそうになり、美名は唇を噛み自分を押し止めた。
すると、翔大の唇が近付いて来る。
「だ、ダメ!」
美名が叫んだその時、チーンと音が鳴り最上階に到着した。
ドアが開き、美名は慌てて翔大から離れる。
逃げる様にずんずん店内を歩き続け桃子を探すが見当たらない。
似たような後ろ姿を見付けてホッとして肩を叩くと、全くの別人の女性だった。
「ご、ごめんなさい!ごめんなさい!」
美名は、絶叫するみたいに謝りその場を去った。
迷路みたいなフロアーをさ迷うが桃子は見付からず、途方に暮れていたら例の着信が鳴る。