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eyes to me~ 私を見て
第16章 愛を囁く騎士、揺れる歌姫

「アイスミルクティーにレアチーズ、美名好きだったろ?」
美名は、鼻をかみながら頷いた。
翔大は横に座り、そっと頭を撫でてきた。
「怖がらせてごめんな」
優しい声と瞳にじわりと心が揺れる。
「何で?」
翔大は、美名の問いに首を傾げた。
「何で、あの時、ユミと寝たのよ!」
「えっ……」
翔大は面食らって口をポカンと開けた。
「私と目玉焼きの事で喧嘩してしょう君が出てって、何をしてたかと思えばユミとホテルに行ったんでしょ!?」
「えっ……とそうだけど……今、その話?」
「今とか昔とか関係ないし!」
ティッシュの箱で翔大の頭をポカっと叩く。
「ユミと……て、何で知ってるんだよ?」
目を白黒させる翔大を、美名は箱で殴り続ける。
「あの後、ユミが私にそう言ったのよ!」
昨日の事の様に思い出せる。
勝ち誇った様なユミの顔。
悔しさが込み上げると涙もまた溢れた。
美名は、鼻をかみながら頷いた。
翔大は横に座り、そっと頭を撫でてきた。
「怖がらせてごめんな」
優しい声と瞳にじわりと心が揺れる。
「何で?」
翔大は、美名の問いに首を傾げた。
「何で、あの時、ユミと寝たのよ!」
「えっ……」
翔大は面食らって口をポカンと開けた。
「私と目玉焼きの事で喧嘩してしょう君が出てって、何をしてたかと思えばユミとホテルに行ったんでしょ!?」
「えっ……とそうだけど……今、その話?」
「今とか昔とか関係ないし!」
ティッシュの箱で翔大の頭をポカっと叩く。
「ユミと……て、何で知ってるんだよ?」
目を白黒させる翔大を、美名は箱で殴り続ける。
「あの後、ユミが私にそう言ったのよ!」
昨日の事の様に思い出せる。
勝ち誇った様なユミの顔。
悔しさが込み上げると涙もまた溢れた。

