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eyes to me~ 私を見て
第16章 愛を囁く騎士、揺れる歌姫

自分の物でない溜め息が、耳にかかる。
気が付くと翔大の顔が目の前にあった。
「美名……」
「あっ」
翔大は、美名の胸に顔を埋めてシャツの上からキスした。
「何とかしないと……本当に……最後まで……行くよ」
「やっ……ダメっ」
翔大の手がシャツの中へ入ってきた時、テーブルの上のスマホが鳴り出した。
『エマージェンシー!エマージェンシー!怪獣ガアラワレター!今スグ出動スルゾー!』
美名は弾かれたように起き上がりスマホを取る。
画面を見て息を呑んだ。
「綾波さん……」
動悸が激しい。
涙も出ている。
ついさっきまで翔大に身も心も乱されていたのに、電話でそれが伝わってしまわないだろうか?
「――出なよ」
翔大はニッコリ笑った。
嫌な汗が美名の額を伝う。
「もしもし……」
気が付くと翔大の顔が目の前にあった。
「美名……」
「あっ」
翔大は、美名の胸に顔を埋めてシャツの上からキスした。
「何とかしないと……本当に……最後まで……行くよ」
「やっ……ダメっ」
翔大の手がシャツの中へ入ってきた時、テーブルの上のスマホが鳴り出した。
『エマージェンシー!エマージェンシー!怪獣ガアラワレター!今スグ出動スルゾー!』
美名は弾かれたように起き上がりスマホを取る。
画面を見て息を呑んだ。
「綾波さん……」
動悸が激しい。
涙も出ている。
ついさっきまで翔大に身も心も乱されていたのに、電話でそれが伝わってしまわないだろうか?
「――出なよ」
翔大はニッコリ笑った。
嫌な汗が美名の額を伝う。
「もしもし……」

