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eyes to me~ 私を見て
第17章 騎士が獣に変わる夜

シャワーの音が聞こえてきて、
「これってまずいかな」と、美名は今更思った。
ーーでも外の酷い天気を考えるとやむを得ないよねーーとそれ以上考えるのを止めた。
そして、はた、と自分の着替えがこのアパートには無い事に気が付く。
いや、無いことはないけれど、まともな服は全部綾波のマンションへ持っていったのだ。
まさか、今日こんな展開になるとは思わなかったから着替えなど持参していない。
美名はちらりとさっきの服を見る。
床に広げてみたが、今ここにある物の中では一番まともと言えばまともだ。
(でも、しょう君の前でこれを着るのは……)
昼間抱き締められた時のドキドキがまた襲ってきた。
もしまた、あんな風になったら、拒めるのだろうか。
どうしよう……
「ふにゃ~……私は……月からやってきた……魔法しょうじょ……☆サキリン……ムニャ」
突然桃子の声がして、美名は仰天する。
「これってまずいかな」と、美名は今更思った。
ーーでも外の酷い天気を考えるとやむを得ないよねーーとそれ以上考えるのを止めた。
そして、はた、と自分の着替えがこのアパートには無い事に気が付く。
いや、無いことはないけれど、まともな服は全部綾波のマンションへ持っていったのだ。
まさか、今日こんな展開になるとは思わなかったから着替えなど持参していない。
美名はちらりとさっきの服を見る。
床に広げてみたが、今ここにある物の中では一番まともと言えばまともだ。
(でも、しょう君の前でこれを着るのは……)
昼間抱き締められた時のドキドキがまた襲ってきた。
もしまた、あんな風になったら、拒めるのだろうか。
どうしよう……
「ふにゃ~……私は……月からやってきた……魔法しょうじょ……☆サキリン……ムニャ」
突然桃子の声がして、美名は仰天する。

