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eyes to me~ 私を見て
第18章 歌姫を愛でる獣、喘ぐ歌姫
「顔が見えないのはイヤ!」
「あ?」
叫ぶ美名に、キョトンとした目を向ける。
一度口に出すと、さっきから堪えていた感情が爆発してしまう。
次の瞬間、美名は綾波の胸を拳で叩いていた。
「後ろは……気持ち良くても……イヤ!」
「痛てっ!……うおっ……な、何?後ろが嫌いか?」
頬が熱い。恥ずかしくて悲しくて、訳が分からない。
更に拳を振り上げると、偶然にも彼のお腹にヒットししてしまった。
「うおっ」
綾波は美名の身体に崩れ落ちて呻いた。
「お前……少しは手加減しろっ」
「だって……悲しかったんだもん!剛さんの顔が見れなくて怖くて……悲しかったの!」
ポカポカ背中を叩きながら叫ぶと、綾波の瞳が大きく揺れる。
彼は身体を起こし、顔を隠して泣く美名の手をそっと外すと呆れた様な溜め息を付いた。
「だから、そんな風に泣いたら目が腫れて大変だぞ……全く……お前は」
「うっ……何よ……さっきは物凄く怖い顔をして……"泣き喚いても知らん"て言ったくせに」
「そうだな……そう言ったが……やはりお前に泣かれたら俺はダメだ」
「え……」
サラリと頬に綾波の髪が触れた瞬間、美名は唇を奪われていた。
深く、優しい口づけは身も心も甘く溶かす。
「あ?」
叫ぶ美名に、キョトンとした目を向ける。
一度口に出すと、さっきから堪えていた感情が爆発してしまう。
次の瞬間、美名は綾波の胸を拳で叩いていた。
「後ろは……気持ち良くても……イヤ!」
「痛てっ!……うおっ……な、何?後ろが嫌いか?」
頬が熱い。恥ずかしくて悲しくて、訳が分からない。
更に拳を振り上げると、偶然にも彼のお腹にヒットししてしまった。
「うおっ」
綾波は美名の身体に崩れ落ちて呻いた。
「お前……少しは手加減しろっ」
「だって……悲しかったんだもん!剛さんの顔が見れなくて怖くて……悲しかったの!」
ポカポカ背中を叩きながら叫ぶと、綾波の瞳が大きく揺れる。
彼は身体を起こし、顔を隠して泣く美名の手をそっと外すと呆れた様な溜め息を付いた。
「だから、そんな風に泣いたら目が腫れて大変だぞ……全く……お前は」
「うっ……何よ……さっきは物凄く怖い顔をして……"泣き喚いても知らん"て言ったくせに」
「そうだな……そう言ったが……やはりお前に泣かれたら俺はダメだ」
「え……」
サラリと頬に綾波の髪が触れた瞬間、美名は唇を奪われていた。
深く、優しい口づけは身も心も甘く溶かす。