この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第19章 桃子とふたりの王子
「お、おう、ワリイな」
「ワリイな☆じゃねえよ――!え――っ?」
「まあ、目覚めて良かったじゃんか!おめでとう!おはよう三広!ハハハ!」
「なあにが、おめでとうだ――!」

 取っ組み合いを始めた二人を桃子は唖然と見た。

「背が高いからってお前、見下してないか――?人間の価値は身長にはないんだよ!」
「ハイハイハイ!分かってますよ――!ちびざるにはちびざるの良い所がありますね――!」
「ちびざる言うな――!キー!」
「キーキーうるさいわあ!」

 亮介は三広を抱え込み、投げ飛ばした。
 偶然その方向にいた桃子の方まで飛ばされ、二人は衝突してしまう。

「うわっ!桃子ちゃん――!」

 亮介は慌てて駆け寄ると、三広が桃子の上に乗っかっていた。
 三広は気がつくと、ぎょっとして桃子を見詰める。
 瓶底の眼鏡が外れ、現れた愛らしい顔立ちに、何秒間か口を開けて見とれていたら、後ろから亮介に頭を殴られた。

「阿呆――!いつまで乗ってるんじゃ!」

 亮介も桃子を見てハッとして固まった。
 桃子は薄目を開けて二人を交互に見る。

「も、桃子ちゃん!」
「大丈夫――!?」


/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ