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eyes to me~ 私を見て
第19章 桃子とふたりの王子
「当分出てきそうにないね……」
「そうだな~まあ、綾ちゃんから今まで特定の女の子の話とか聞いた事なかったから、ちょっとびっくりしたけどな」
「……ほなみちゃんの事以外はね」
「うん……だから、美名ちゃんと出会って良かったんだよなあ」
「綾ちゃん、幸せになって欲しいよな」
三広は、まだ伝ってくる鼻血をティッシュで押さえながら遠い目をする。
亮介は、突然三広のつるんとした額にデコピンした。
「いっいで――!何すんのさ!」
額を押さえて抗議する三広から逃げながら、亮介は叫んだ。
「人の幸せを願うのもいいけどさ、自分の事を考えろよ。
美名ちゃんが現れて、お前も綾ちゃんに甘えて居られないだろ?」
その言葉に、三広は顔を強ばらせた。
亮介が三広の顔を見て、触れてはマズイ事を言ったかーーと後悔するがもう遅い。
「そうだな~まあ、綾ちゃんから今まで特定の女の子の話とか聞いた事なかったから、ちょっとびっくりしたけどな」
「……ほなみちゃんの事以外はね」
「うん……だから、美名ちゃんと出会って良かったんだよなあ」
「綾ちゃん、幸せになって欲しいよな」
三広は、まだ伝ってくる鼻血をティッシュで押さえながら遠い目をする。
亮介は、突然三広のつるんとした額にデコピンした。
「いっいで――!何すんのさ!」
額を押さえて抗議する三広から逃げながら、亮介は叫んだ。
「人の幸せを願うのもいいけどさ、自分の事を考えろよ。
美名ちゃんが現れて、お前も綾ちゃんに甘えて居られないだろ?」
その言葉に、三広は顔を強ばらせた。
亮介が三広の顔を見て、触れてはマズイ事を言ったかーーと後悔するがもう遅い。