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eyes to me~ 私を見て
第19章 桃子とふたりの王子
「い、いや……もういいんだよ」
後ずさる三広の胸ぐらを掴み桃子は凄んだ。
「良くないですよ――!私、そいつをメッタメタにしてやりたいです――!」
「いや……それはダメだって……犯罪だって」
「だって!人の心を傷付けるのは犯罪じゃないんですか――?
目に見えないだけで、しっかり傷を負っちゃってるじゃないですか!えっ?」
桃子の剣幕に、三広はタジタジとなる。
「は、はい」
「根本さんは……凄くカッコいいドラマーで、クレッシェンドの要です!
全然、イメージダウンとか、ならないですから!」
気づけば、桃子の頬には涙が光っていた。
三広は思わず手を伸ばして触れる。
後ずさる三広の胸ぐらを掴み桃子は凄んだ。
「良くないですよ――!私、そいつをメッタメタにしてやりたいです――!」
「いや……それはダメだって……犯罪だって」
「だって!人の心を傷付けるのは犯罪じゃないんですか――?
目に見えないだけで、しっかり傷を負っちゃってるじゃないですか!えっ?」
桃子の剣幕に、三広はタジタジとなる。
「は、はい」
「根本さんは……凄くカッコいいドラマーで、クレッシェンドの要です!
全然、イメージダウンとか、ならないですから!」
気づけば、桃子の頬には涙が光っていた。
三広は思わず手を伸ばして触れる。