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eyes to me~ 私を見て
第19章 桃子とふたりの王子
寝室の奥のベッドで、美名が桃子に背を向けた状態で膝まずき、綾波自身を口で愛撫している最中だった。
美名の頭を掴み呻いていた綾波は、桃子とバチっと目が合う。
「……」
「……」
二人は暫し無言だった。気が付いていない美名は懸命に綾波を喜ばそうと頭を動かしている。
呆然とする桃子は、後ろから来た三広に引っ張られた。
三広は綾波に目配せて、ドアをそっと閉じて大きく溜め息をついた。
「はあ~。心臓に悪い……」
桃子は真っ赤になって固まっていた。
その手は微かに震えている。
三広はそんな桃子に優しく笑いかけた。
「ねえ、天気もいいし、散歩にでも行こうか?それとも、桃子ちゃんの行きたい所に行く?」
「……行きます」
桃子は呆然とした表情のまま、頷いた。
「よし、じゃあ、ここを出ようか」
三広は桃子の手を引いて、静かに部屋から出た。
『美名……いいぞ……上出来だ……くっ……』
『あっ!何をっ……』
『今度はお前を可愛がってやる……』
『や……やああっ』
寝室からは、二人の声がまだ悩ましく聞こえていた。
美名の頭を掴み呻いていた綾波は、桃子とバチっと目が合う。
「……」
「……」
二人は暫し無言だった。気が付いていない美名は懸命に綾波を喜ばそうと頭を動かしている。
呆然とする桃子は、後ろから来た三広に引っ張られた。
三広は綾波に目配せて、ドアをそっと閉じて大きく溜め息をついた。
「はあ~。心臓に悪い……」
桃子は真っ赤になって固まっていた。
その手は微かに震えている。
三広はそんな桃子に優しく笑いかけた。
「ねえ、天気もいいし、散歩にでも行こうか?それとも、桃子ちゃんの行きたい所に行く?」
「……行きます」
桃子は呆然とした表情のまま、頷いた。
「よし、じゃあ、ここを出ようか」
三広は桃子の手を引いて、静かに部屋から出た。
『美名……いいぞ……上出来だ……くっ……』
『あっ!何をっ……』
『今度はお前を可愛がってやる……』
『や……やああっ』
寝室からは、二人の声がまだ悩ましく聞こえていた。