この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第20章 junkな三人の王子
「厳しい修羅の芸能界で生き残るのに必要なのはなんだと思う?綾波君?」
志村はワインを一口含み、その香りを堪能しながら綾波と美名をちらりと見た。
「……才能と……したたかさ……と……殺されても死なないような……図太さ……ですかね」
「そうね。いくら素晴らしい才能があっても、この異常な世界で自分を保つのは余程の精神力がないとね。でも、それが出来なくて消えていったミュージシャンは山程いるわ……」
綾波は、志村を鋭い目で見つめる。
「わかりますが、それと合宿と何の関係が?」
「ねえ、美名ちゃん、あなたは人を蹴落としてでも這い上がりたい野望があるかしら?」
「えっ……」
思わず言葉に詰まるが、志村がじっと見て答えを待っている。
志村はワインを一口含み、その香りを堪能しながら綾波と美名をちらりと見た。
「……才能と……したたかさ……と……殺されても死なないような……図太さ……ですかね」
「そうね。いくら素晴らしい才能があっても、この異常な世界で自分を保つのは余程の精神力がないとね。でも、それが出来なくて消えていったミュージシャンは山程いるわ……」
綾波は、志村を鋭い目で見つめる。
「わかりますが、それと合宿と何の関係が?」
「ねえ、美名ちゃん、あなたは人を蹴落としてでも這い上がりたい野望があるかしら?」
「えっ……」
思わず言葉に詰まるが、志村がじっと見て答えを待っている。