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eyes to me~ 私を見て
第20章 junkな三人の王子
 次の瞬間、息が止まりそうな位にきつく抱き締められた。

「い、痛い……」
「すまん」

 綾波はそう小さく呟くけれど、更に力を込めてくる。
 このまま、身体がバラバラになるのではないかと思う。

「んっ……いた…い……でも……離さない……で」
「お前はマゾか」

 ククッと笑い、腕の力が緩んだ。

「……泣くな。たったの二日だぞ」
「ひっ……だって……」
「お前の夢の第一歩だ……庵原翔大が一緒なのが面白くないが……」

 綾波はそこまで言うと、押し黙ってしまう。

「あ、あの……私、しょう君と二人きりにならないように頑張ります!隙を見せないように……笑いかけたりとか、しません!もし、目が合ったら睨んでやりますから!」

 大真面目に宣言する美名を綾波はポカンと見ていたが、プーッと吹き出した。

「阿呆かお前は……余計に怪しい対応だぞ……くくっ……」
「そ、そうですか?」

 ポン、と頭を優しく叩かれた。


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