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eyes to me~ 私を見て
第20章 junkな三人の王子
「一緒に演奏する仲間だしな……邪険にも出来ないだろ。フツーにしてろ、フツーに」
「フツー……」

 う―ん、と考え込む美名の身体を、綾波が手際よくティッシュで優しく拭き始めた。
 気が付けば、胸の辺りまで精が飛び散っている。

「ほら、脚を拡げろ」
「や、やだ!自分でやります」
「今更……恥ずかしがられてもな」

 ふふ、と笑って無理矢理太股をグイと開き、そっと丁寧に拭き取られる。
 絶妙な触れ方で、思わず小さな声が出てしまった。

「……」

 綾波の手が止まる。

「?」

 顔を上げると、綾波の目付きが変わっていた。

「あ、綾波さ――」

 次の瞬間、蕾に触れてきたのはティッシュではなく、しなやかな長い指だった。
 一旦引いた筈の淫らな欲望の波がまたやって来てしまう。

「折角綺麗にしたのに……また汚したくなったじゃないか……お前がそんな反応をするから……っ」

 耳元で、熱い息がかかり身体中が甘く反応する。

「やっ……だ……め!」

 その時に、綾波のスマホが鳴った。

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