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eyes to me~ 私を見て
第20章 junkな三人の王子
「待ってるからな……」
その言葉に、美名の胸が甘くしめつけられ、泣きたくなるけれど、ぐっと我慢して笑ってみせた。
「うん。待ってて」
「……その顔、あいつの前でするなよ」
「えっ」
「さて、化粧も出来たな」
「ええっ!」
手鏡を渡されて自分の顔をチェックし、美名は唖然とする。
「綾波さんが……お化粧してくれたの?寝てる間に?」
「まあな。着せかえゴッコみたいでなかなか楽しかったぞ」
含み笑いをする綾波を美名は睨んだ。
「私が寝てる間に、また悪戯しました?」
「さて?どうかな?」
「もうっ!」
すっとぼけた様に明後日の方向を見る綾波に殴りかかった時、例の着信音がバッグの中のスマホから大音量で鳴った。
『ママー!電話だよ―!ママー!電話だよ―!ママー』
「……ふざけた着信音だな」
綾波が呆れる中、美名は慌てて電話に出た。
その言葉に、美名の胸が甘くしめつけられ、泣きたくなるけれど、ぐっと我慢して笑ってみせた。
「うん。待ってて」
「……その顔、あいつの前でするなよ」
「えっ」
「さて、化粧も出来たな」
「ええっ!」
手鏡を渡されて自分の顔をチェックし、美名は唖然とする。
「綾波さんが……お化粧してくれたの?寝てる間に?」
「まあな。着せかえゴッコみたいでなかなか楽しかったぞ」
含み笑いをする綾波を美名は睨んだ。
「私が寝てる間に、また悪戯しました?」
「さて?どうかな?」
「もうっ!」
すっとぼけた様に明後日の方向を見る綾波に殴りかかった時、例の着信音がバッグの中のスマホから大音量で鳴った。
『ママー!電話だよ―!ママー!電話だよ―!ママー』
「……ふざけた着信音だな」
綾波が呆れる中、美名は慌てて電話に出た。