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eyes to me~ 私を見て
第20章 junkな三人の王子
「あ、まこと☆
 じゃね――よ!
 その女を迎えに行っていつまでも戻ってこねえって、こっちは苛々してたんだよ!
 暇だと煙草吸いたくなるじゃねーか!せっかく禁煙したのによ!
 禁煙に挫折したらお前のせいだからな!女ぁ!」

 インターホン越しに思いきり怒鳴られ、美名は思わず目を瞑り身体を竦める。

「ゴメンな、真理。今行くから」

 翔大がフォローする様に言った。

「早くしろよな!」

 倉田真理は捨て台詞の様に言い、インターホンの前から消えた。

「なあに?今の失礼な男」

 桃子が目を剥く。

「junkのメンバーの真理だよ……口は悪いけど」

 翔大は苦笑した。

「口は悪いけど根っこはナイスな男だって言うの~?
 そんな素敵な設定が似合う奴には見えないけど?見たまんまの短気なロクデナシじゃないのっ?」

 桃子にまくしたてられて、翔大は笑顔で
 「まあまあ」と言ったが、美名はズーンと一気に気持ちが沈んでしまった。



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