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eyes to me~ 私を見て
第20章 junkな三人の王子
「ガーガーと、うるさい男だな……」
「……」
「情けない顔をするなよ。何を言われても可愛く笑ってりゃ、いつか奴もお前に骨抜きになるだろ」
冗談ぽく綾波は笑ったが、ふと真顔になる。
「いや……それも困るな……」
真剣に悩み始めた綾波の腕からすり抜け、美名はアカンベをした。
「そんな変な心配しなくても、私はそんなにモテません――!」
「いや、それは間違いだろうが……」
「そうだよ。お姉ちゃんは世界一可愛い!」
「俺が守るから大丈夫だよ、美名」
「庵原!そういうお前が一番危険だろうが!」
皆が皆ピーキャーと喚いていたら、またインターホンが鳴った。
今度は、由清がオドオドしながら、消え入る様に話す。
「あ、あの……どうですか?……行けますか?」
綾波が、意地悪な笑みを浮かべてインターホンに返事をする。
「無理だ、行けない、て言ったらそれでもいいのか?えっ?」
「えっ!?」
由清はあからさまに困惑した。
「もう……綾波さんったら、変な事言ったらダメでしょ!」
美名は綾波を睨む。
「……」
「情けない顔をするなよ。何を言われても可愛く笑ってりゃ、いつか奴もお前に骨抜きになるだろ」
冗談ぽく綾波は笑ったが、ふと真顔になる。
「いや……それも困るな……」
真剣に悩み始めた綾波の腕からすり抜け、美名はアカンベをした。
「そんな変な心配しなくても、私はそんなにモテません――!」
「いや、それは間違いだろうが……」
「そうだよ。お姉ちゃんは世界一可愛い!」
「俺が守るから大丈夫だよ、美名」
「庵原!そういうお前が一番危険だろうが!」
皆が皆ピーキャーと喚いていたら、またインターホンが鳴った。
今度は、由清がオドオドしながら、消え入る様に話す。
「あ、あの……どうですか?……行けますか?」
綾波が、意地悪な笑みを浮かべてインターホンに返事をする。
「無理だ、行けない、て言ったらそれでもいいのか?えっ?」
「えっ!?」
由清はあからさまに困惑した。
「もう……綾波さんったら、変な事言ったらダメでしょ!」
美名は綾波を睨む。