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eyes to me~ 私を見て
第21章 危険な?合宿
「良く似合う……」
綾波が、優しく笑う。
「……イヤリング?」
耳に触れると、視界の隅で、愛らしい白い花が揺れた。
「か、鏡で見たい~!」
「大丈夫だ。綺麗だ」
ドキリとして、頬が熱くなった。
「帰ってきたら、ご褒美にやるつもりだったが……まあいい」
「嬉しい……」
綾波の瞳が揺らぐのが見えた時、ふたりの唇が重なった。
甘く幸せな気持ちが溢れて来る。
ゆっくりと唇を離し、綾波は頭を掻いた。
「バスの中がえらい騒ぎだぞ」
「あっ」
志村がまた般若の形相で綾波に何か怒鳴り、真理は中指を立ててこちらを睨み、桃子は口をポカンと開けて真っ赤になり、由清も呆然として見ている。
翔大は無表情に見えたが、唇を噛んでいた。
綾波が、優しく笑う。
「……イヤリング?」
耳に触れると、視界の隅で、愛らしい白い花が揺れた。
「か、鏡で見たい~!」
「大丈夫だ。綺麗だ」
ドキリとして、頬が熱くなった。
「帰ってきたら、ご褒美にやるつもりだったが……まあいい」
「嬉しい……」
綾波の瞳が揺らぐのが見えた時、ふたりの唇が重なった。
甘く幸せな気持ちが溢れて来る。
ゆっくりと唇を離し、綾波は頭を掻いた。
「バスの中がえらい騒ぎだぞ」
「あっ」
志村がまた般若の形相で綾波に何か怒鳴り、真理は中指を立ててこちらを睨み、桃子は口をポカンと開けて真っ赤になり、由清も呆然として見ている。
翔大は無表情に見えたが、唇を噛んでいた。