この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第21章 危険な?合宿
 綾波は、肩を竦めた。

「わかってるさ……美名、じゃあな……」
「うん……」
「行くよ、美名」

 美名は、翔大に引っ張られバスのステップに足を掛けてもう一度振り返る。
 綾波が笑って手を振った。
 胸が痛くて泣きそうだったが、翔大に手を引かれて席に座った。

「おい?いい加減にしろよ女あ!お前、やる気あんのかよ!そんなに男とイチャコラしたいなら帰れよ!」
「真理!」

 突っかかってくる真理を翔大が止めた。
 美名は涙を堪え、顔を上げて志村を見た。

「志村さん……すいませんでした……
 私、やりますから……
 princes&junkyを、誰にも負けないバンドにしてみせます!」

 志村はニッコリ笑って美名の肩を叩いた。

「いい顔をしてるわ、美名ちゃん!そうよ、頑張りましょうね!さあ、今度こそ出発よ~!」

 志村の掛け声でバスは動き出す。
 美名は、窓から、次第に小さくなる綾波の姿を暫く見ていた。
 見えなくなるまで遠くまで来てしまうと、不意に涙が溢れる。

「何だあ?早速泣いてんのかよ!」

 真理が前の席から、からかってきた。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ