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eyes to me~ 私を見て
第22章 百万本の花を、歌姫に
翔大は、この間の夜と同じ危険な目をしている。
胸を押して抵抗するけれど、顔が近付いて来た。
唇が触れる手前で美名は必死に顔を逸らした。
「や……やめて」
翔大は優美に微笑み、長い指で唇をそっとつまんで来る。
「奴はここに居ないよ……今、美名の側に居て抱き締める事が出来るのは……俺だ」
「――!」
「諦めない、て言ったろ?」
「ダメ……そんなの困る」
「じゃあ、沢山困らせてあげようかな」
「……し、しょう君っ」
「美名……」
熱く燃える瞳に射抜かれて身動き出来ない美名の頬を両手が包み込む。
唇が触れる寸前で桃子の呼ぶ声がした。
「お姉ちゃん――しょう君――?荷物置いたらスタジオに集合って志村さんが呼んでるよ~?」
「い、今行く!」
裏返った声で叫び、一瞬力が緩んだ隙に翔大から逃れた。
胸を押して抵抗するけれど、顔が近付いて来た。
唇が触れる手前で美名は必死に顔を逸らした。
「や……やめて」
翔大は優美に微笑み、長い指で唇をそっとつまんで来る。
「奴はここに居ないよ……今、美名の側に居て抱き締める事が出来るのは……俺だ」
「――!」
「諦めない、て言ったろ?」
「ダメ……そんなの困る」
「じゃあ、沢山困らせてあげようかな」
「……し、しょう君っ」
「美名……」
熱く燃える瞳に射抜かれて身動き出来ない美名の頬を両手が包み込む。
唇が触れる寸前で桃子の呼ぶ声がした。
「お姉ちゃん――しょう君――?荷物置いたらスタジオに集合って志村さんが呼んでるよ~?」
「い、今行く!」
裏返った声で叫び、一瞬力が緩んだ隙に翔大から逃れた。