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eyes to me~ 私を見て
第22章 百万本の花を、歌姫に
「しょう君は?」
ビデオカメラを構えた桃子が皆を順番に映しながら言う。
「あら、そうねえ。どうしたのかしら」
スタジオの扉が開き、美名の心臓が跳ねた。
皆も、入って来た翔大を見て呆気にとられる。
頭からバケツの水を浴びたみたいにびしょ濡れなのだ。
髪から玉になった水滴が滴り、眼は鋭く輝いている。
「翔大さんっ!どうしたの――!水浴びでもしたの?タオル、タオル!」
桃子がタオルを取ってきて頭にフワリとかけると、翔大は魅惑的に笑った。
その色気に、思わず美名はドキリとする。
「いや、あんまり暑いからさ、頭を冷やしてきたんだ……
ちょっと濡れすぎたけどね」
「んも~!翔大さんたら面白い!」
桃子は笑い、真理と由清は口をポカンと開けていた。
翔大は桃子に話しかけられながら、美名を真っ直ぐに見ている。
ビデオカメラを構えた桃子が皆を順番に映しながら言う。
「あら、そうねえ。どうしたのかしら」
スタジオの扉が開き、美名の心臓が跳ねた。
皆も、入って来た翔大を見て呆気にとられる。
頭からバケツの水を浴びたみたいにびしょ濡れなのだ。
髪から玉になった水滴が滴り、眼は鋭く輝いている。
「翔大さんっ!どうしたの――!水浴びでもしたの?タオル、タオル!」
桃子がタオルを取ってきて頭にフワリとかけると、翔大は魅惑的に笑った。
その色気に、思わず美名はドキリとする。
「いや、あんまり暑いからさ、頭を冷やしてきたんだ……
ちょっと濡れすぎたけどね」
「んも~!翔大さんたら面白い!」
桃子は笑い、真理と由清は口をポカンと開けていた。
翔大は桃子に話しかけられながら、美名を真っ直ぐに見ている。