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eyes to me~ 私を見て
第4章 恋に堕ちた歌姫
綾波が驚いた様に目を見開いたが、もっと驚いてるのは美名だった。
次から次へ、溢れて止まらない涙に困惑している彼女に、綾波は意外な言葉を掛けた。
「何処か痛むのか」
「……え」
「無理をさせるつもりはなかった。悪かったな……
これから体調はきちんと管理しないと、歌声に響く。
何処か悪かったらちゃんと俺に言え」
掌が頭を撫でる。
思いがけない優しい言葉に、心地よい甘さが胸に拡がりかけるが、どうしてもさっきの事が引っ掛かる。
『ほなみ』
誰……?
この人があんな切ない声で呼ぶなんて……
次から次へ、溢れて止まらない涙に困惑している彼女に、綾波は意外な言葉を掛けた。
「何処か痛むのか」
「……え」
「無理をさせるつもりはなかった。悪かったな……
これから体調はきちんと管理しないと、歌声に響く。
何処か悪かったらちゃんと俺に言え」
掌が頭を撫でる。
思いがけない優しい言葉に、心地よい甘さが胸に拡がりかけるが、どうしてもさっきの事が引っ掛かる。
『ほなみ』
誰……?
この人があんな切ない声で呼ぶなんて……