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eyes to me~ 私を見て
第22章 百万本の花を、歌姫に
「あ、ありがとう」
「ふん……まあまあ、良い声だな」
真理はそれだけ言うと、そっぽを向いてしまう。
彼は、耳まで赤くしている。
桃子が目ざとく見つけて指差した。
「ひゃあー!真理が赤くなってる!姉ちゃんに惚れたー?ひゅーっ!」
「ち、ちがわあ――!声に惚れっ……ば、惚れた、じゃない!お、俺はただ、ただ――!」
「惚れた?惚れた言ったね――!」
「だ、黙れ――!」
キャアキャアと追い掛けっこをする二人をよそに、志村と由清は先程のVTRを確認していた。
「うん、良く撮れてるわ、桃子ちゃん上手ね!」
「何だか……俺たちミュージシャンみたいに見える」
「バカねっ!もうプロのミュージシャンなのよ!」
志村は由清の背中をバシィと叩いて、由清はゲホッと咳き込んだ。
「ふん……まあまあ、良い声だな」
真理はそれだけ言うと、そっぽを向いてしまう。
彼は、耳まで赤くしている。
桃子が目ざとく見つけて指差した。
「ひゃあー!真理が赤くなってる!姉ちゃんに惚れたー?ひゅーっ!」
「ち、ちがわあ――!声に惚れっ……ば、惚れた、じゃない!お、俺はただ、ただ――!」
「惚れた?惚れた言ったね――!」
「だ、黙れ――!」
キャアキャアと追い掛けっこをする二人をよそに、志村と由清は先程のVTRを確認していた。
「うん、良く撮れてるわ、桃子ちゃん上手ね!」
「何だか……俺たちミュージシャンみたいに見える」
「バカねっ!もうプロのミュージシャンなのよ!」
志村は由清の背中をバシィと叩いて、由清はゲホッと咳き込んだ。