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eyes to me~ 私を見て
第22章 百万本の花を、歌姫に
「凄い……皆、カッコいい」
junkと合わせて歌うのが初めてな気がしないのがとても不思議だった。
演奏技術だけでなく、お互いの心が通っていなければ素晴らしいアンサンブルやグルーヴは生み出せない。
翔大はともかく、由清や真理とは全くの初対面に近いのに、音を合わせる事が出来た上、歌っていてとても気持ちが良かったのだ。
今までの中の一番かも知れない。
デビューするにあたり、junkと組む事に不安を感じていたが、今日一緒に演奏してみて、やれそうな気がして来て、途端に胸がワクワクして来る。
VTRを見ながら思わずハミングする美名を翔大がじっと見ていた。
「美名、楽しそうだね」
「うん!凄く素敵なバンドになりそうだから……ううん、そうなるよ、きっと!」
「……キラキラしてて、眩しいよ……美名が」
「……」
彼に見つめられると、やっぱり胸が疼いた。
翔大は濡れた髪やシャツが肌に貼り付いたままで居る。
「しょう君、風邪ひいちゃうよ?」
美名はタオルを翔大の頭にかけた。
junkと合わせて歌うのが初めてな気がしないのがとても不思議だった。
演奏技術だけでなく、お互いの心が通っていなければ素晴らしいアンサンブルやグルーヴは生み出せない。
翔大はともかく、由清や真理とは全くの初対面に近いのに、音を合わせる事が出来た上、歌っていてとても気持ちが良かったのだ。
今までの中の一番かも知れない。
デビューするにあたり、junkと組む事に不安を感じていたが、今日一緒に演奏してみて、やれそうな気がして来て、途端に胸がワクワクして来る。
VTRを見ながら思わずハミングする美名を翔大がじっと見ていた。
「美名、楽しそうだね」
「うん!凄く素敵なバンドになりそうだから……ううん、そうなるよ、きっと!」
「……キラキラしてて、眩しいよ……美名が」
「……」
彼に見つめられると、やっぱり胸が疼いた。
翔大は濡れた髪やシャツが肌に貼り付いたままで居る。
「しょう君、風邪ひいちゃうよ?」
美名はタオルを翔大の頭にかけた。