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eyes to me~ 私を見て
第22章 百万本の花を、歌姫に
「……真理が心配してたよ……一晩泣いてるんじゃないかって」
「……」
「その目は、あれからも寝てない?」

 美名は答えず、外の景色を見たが、まだ薄暗い。

(しょう君は何のつもりで私を連れ出したんだろう……
 イヤリングも、見付けたならすぐに渡してくれればいいのに、何の意地悪なの?)

 段々腹が立ってきて、むくれた顔が窓ガラスに映る。
 すると広い路肩に翔大がバスを停め、運転席から降り隣へやって来て身構える美名の手を掴んだ。

「や、やだ!離し……」

 翔大の手が美名の掌に何かを握らせる。

 ――この感触は……

 開いてみると、マーガレットのイヤリングだった。
 突然、翔大は美名を抱き上げてバスの扉を開けて外に出た。



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