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eyes to me~ 私を見て
第24章 それぞれの恋の焔

起きぬけの真理は寝癖で髪が爆発していた。
精悍な顔に似合わず着ているパジャマは大人気のキャラクター
"バニッぴー"の柄。
欠伸を噛み殺しながら頭を掻き、
「まず何処を探せばいいんだ?」
と、美名にぶっきらぼうに訊ねた。
――あっ!
そうだった。
昨夜から真理君は心配してくれていたんだ――
「見付かったよ」
イヤリングを出してみせると、真理は心からの安堵の表情になる。
「あ――そうか、そりゃ良かった!」
「心配してくれて、ありがとう……」
「いや、べ、別に心配してねえよ!
あのまんま見付からずに暗~いじめ~っとした顔でいじいじされたら迷惑だからな!
うん!良かった良かった!」
赤くなり一気に捲し立てる真理に、美名は思わず笑った。
精悍な顔に似合わず着ているパジャマは大人気のキャラクター
"バニッぴー"の柄。
欠伸を噛み殺しながら頭を掻き、
「まず何処を探せばいいんだ?」
と、美名にぶっきらぼうに訊ねた。
――あっ!
そうだった。
昨夜から真理君は心配してくれていたんだ――
「見付かったよ」
イヤリングを出してみせると、真理は心からの安堵の表情になる。
「あ――そうか、そりゃ良かった!」
「心配してくれて、ありがとう……」
「いや、べ、別に心配してねえよ!
あのまんま見付からずに暗~いじめ~っとした顔でいじいじされたら迷惑だからな!
うん!良かった良かった!」
赤くなり一気に捲し立てる真理に、美名は思わず笑った。

