この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第24章 それぞれの恋の焔

「お、おい……泣く事ないだろ」
真理は、美名の泣き顔を見てギョッとしている。
「も……うバカ!
真理君なんかキライ!」
美名は震える声で捨て台詞を吐いた。
真理から逃げるように中庭まで走っていくと、洗濯物の籠を持った桃子と鉢合わせた。
「お姉ちゃん?どしたの?」
「も、桃子~」
美名は桃子にしがみついてわんわん泣いた。
「どうしたの~?はいはい泣かない泣かない」
桃子は、ポンポンと美名の頭を叩いた。
追いかけて来た真理が二人を見付け、陰に隠れ、頭を掻いて溜め息を吐く。
「何をやってんだ俺は……」
その様子を、二階の窓から翔大が見ていた事を誰も知らなかった。
真理は、美名の泣き顔を見てギョッとしている。
「も……うバカ!
真理君なんかキライ!」
美名は震える声で捨て台詞を吐いた。
真理から逃げるように中庭まで走っていくと、洗濯物の籠を持った桃子と鉢合わせた。
「お姉ちゃん?どしたの?」
「も、桃子~」
美名は桃子にしがみついてわんわん泣いた。
「どうしたの~?はいはい泣かない泣かない」
桃子は、ポンポンと美名の頭を叩いた。
追いかけて来た真理が二人を見付け、陰に隠れ、頭を掻いて溜め息を吐く。
「何をやってんだ俺は……」
その様子を、二階の窓から翔大が見ていた事を誰も知らなかった。

