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eyes to me~ 私を見て
第24章 それぞれの恋の焔
正方形の箱に丸い穴が空いている。
「なあに?これ」
桃子が由清のそばへ寄ってきた。
「クジだよ」
「それは分かるけど……作り方が雑!アンソニーったら、美的センスの欠片もないのね~」
「うっ……」
「まあ、いいや……で、なんのクジなの?」
「えーっとそれは」
由清の言葉に被せるように、真理を羽交い締めにした志村がドヤ顔で解説した。
「明日の夜!
胆試し&キャンプファイヤーをする事にしたの!
胆試しの役割を決めるのを、平等にクジ引きにしたのよ~」
「胆試し……」
美名は顔がひきつる。
「楽しみだな」
いつの間にか隣に翔大が立っていて、美名はビクリとした。
「う、うん……そうだね」
思わず、少しずつ距離を取ってしまうが、翔大がまた近付いて来て、後ろで手をギュッと握って来た。
「……っ」
心臓がバクバクして、隣を見れない。
「なあに?これ」
桃子が由清のそばへ寄ってきた。
「クジだよ」
「それは分かるけど……作り方が雑!アンソニーったら、美的センスの欠片もないのね~」
「うっ……」
「まあ、いいや……で、なんのクジなの?」
「えーっとそれは」
由清の言葉に被せるように、真理を羽交い締めにした志村がドヤ顔で解説した。
「明日の夜!
胆試し&キャンプファイヤーをする事にしたの!
胆試しの役割を決めるのを、平等にクジ引きにしたのよ~」
「胆試し……」
美名は顔がひきつる。
「楽しみだな」
いつの間にか隣に翔大が立っていて、美名はビクリとした。
「う、うん……そうだね」
思わず、少しずつ距離を取ってしまうが、翔大がまた近付いて来て、後ろで手をギュッと握って来た。
「……っ」
心臓がバクバクして、隣を見れない。