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eyes to me~ 私を見て
第24章 それぞれの恋の焔
「黙って出てきたけど大丈夫なの?」
「志村のオッサンが分かってるから大丈夫さ。
予算も貰ってる。これで素敵な小道具を作れってさ」
真理は白い封筒を出して見せた。
「お店とか、あるのかな」
「あと二十分も走れば商店街がある」
「詳しいね」
「親父の仕事を手伝って色んな所を走らされたからな~」
「お父さん、運転のお仕事なの?格好いい!」
「ははっ。只の頭の薄いオヤジだぜ?」
「真理君に似てる?」
「止めろよ~似てねーよっ!あの頭だけは似たくない!」
「フフフ」
最初は、気まずいかと思われたが、終始和やかな雰囲気で車中を過ごす事が出来た。
二人は商店街で買った志村に頼まれた物と、小道具の材料を適当に仕入れてバスに乗り込む。
「もうすぐで暗くなっちゃうね……」
「今日と明日は、胆試しとキャンプファイヤーの準備でぶっ潰すらしいぜ」
「えっ……れ、練習は?」
「”東京に帰ってから沢山やりましょ~、
今ここでしか出来ない事に集中するべきよ!人生は短いし花の命も儚いんだからっ"
だとさ」
真理は志村のモノマネをしてみせたのだが、そっくりで笑えた。
「志村のオッサンが分かってるから大丈夫さ。
予算も貰ってる。これで素敵な小道具を作れってさ」
真理は白い封筒を出して見せた。
「お店とか、あるのかな」
「あと二十分も走れば商店街がある」
「詳しいね」
「親父の仕事を手伝って色んな所を走らされたからな~」
「お父さん、運転のお仕事なの?格好いい!」
「ははっ。只の頭の薄いオヤジだぜ?」
「真理君に似てる?」
「止めろよ~似てねーよっ!あの頭だけは似たくない!」
「フフフ」
最初は、気まずいかと思われたが、終始和やかな雰囲気で車中を過ごす事が出来た。
二人は商店街で買った志村に頼まれた物と、小道具の材料を適当に仕入れてバスに乗り込む。
「もうすぐで暗くなっちゃうね……」
「今日と明日は、胆試しとキャンプファイヤーの準備でぶっ潰すらしいぜ」
「えっ……れ、練習は?」
「”東京に帰ってから沢山やりましょ~、
今ここでしか出来ない事に集中するべきよ!人生は短いし花の命も儚いんだからっ"
だとさ」
真理は志村のモノマネをしてみせたのだが、そっくりで笑えた。