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eyes to me~ 私を見て
第24章 それぞれの恋の焔
「ふああ~私そろそろ寝るわ~
お肌の為には睡眠が大事よ~
皆、明日のイベント、楽しくやりましょうね?」
「は~い、志村さんお休みなさい~」
早々に志村は部屋に引き上げ、残った者達で片付けをした。
「あ!アンソニー!ちょっと!」
桃子は、由清と二階へ上がって行き、美名と翔大だけになる。
何となく溜め息を吐いてしまった美名に、翔大が鋭い目を向けてくる。
「美名」
「……!」
美名は後ずさりから逃げる様に背を向けてドアノブに手をかけたが、後ろから羽交い締めにされた。
「なんで、逃げるの?」
「だ、だって……」
前を向かせられ、じっと見つめられてドキドキする。
目を逸らしたくても、頬を両手で挟まれて出来ない。
「そんなに怯えられると……キツいよ」
彼の苦しげな瞳を見ていると、胸が痛む。
「は、離して……」
「美名……頼むから、怖がらないで……俺は、好きなだけだよ」
頬に触れる指が、顎を掴むと上を向かせられ、翔大の顔が近付いてくる。
「――や、いやっ!」
美名は無我夢中ではね除けてキッチンを飛び出した。
お肌の為には睡眠が大事よ~
皆、明日のイベント、楽しくやりましょうね?」
「は~い、志村さんお休みなさい~」
早々に志村は部屋に引き上げ、残った者達で片付けをした。
「あ!アンソニー!ちょっと!」
桃子は、由清と二階へ上がって行き、美名と翔大だけになる。
何となく溜め息を吐いてしまった美名に、翔大が鋭い目を向けてくる。
「美名」
「……!」
美名は後ずさりから逃げる様に背を向けてドアノブに手をかけたが、後ろから羽交い締めにされた。
「なんで、逃げるの?」
「だ、だって……」
前を向かせられ、じっと見つめられてドキドキする。
目を逸らしたくても、頬を両手で挟まれて出来ない。
「そんなに怯えられると……キツいよ」
彼の苦しげな瞳を見ていると、胸が痛む。
「は、離して……」
「美名……頼むから、怖がらないで……俺は、好きなだけだよ」
頬に触れる指が、顎を掴むと上を向かせられ、翔大の顔が近付いてくる。
「――や、いやっ!」
美名は無我夢中ではね除けてキッチンを飛び出した。