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eyes to me~ 私を見て
第25章 square&triangle
「男はそういう経験を積んで成長するもんさ」
頭を撫でてやるが、三広は腕に噛みついて来た。
「い、て―――っ!な、なんだ!?」
「綾ちゃんには俺の気持ちなんかわかんないよ!」
三広は酔っぱらって目がトロンとしているが、ハッキリとした口調で怒鳴る。
綾波は溜め息を吐き、噛まれた腕を擦った。
「そうだな。俺には理解出来んな。理解したいとも思わん。
思うだけでここまで悶々とする程に好きなら、何故さっさと愛してると言わない?
どうなるかなんて、分からないじゃないか。
はっきりしてる事は……言わなきゃ何も変わらんな。
それでお前がよけりゃ好きにしろ。いつまでもそうやって卑屈にいじけてるのが好きならな」
「あ、綾ちゃ――」
三広が顔色を変えた時、スマホが鳴った。
頭を撫でてやるが、三広は腕に噛みついて来た。
「い、て―――っ!な、なんだ!?」
「綾ちゃんには俺の気持ちなんかわかんないよ!」
三広は酔っぱらって目がトロンとしているが、ハッキリとした口調で怒鳴る。
綾波は溜め息を吐き、噛まれた腕を擦った。
「そうだな。俺には理解出来んな。理解したいとも思わん。
思うだけでここまで悶々とする程に好きなら、何故さっさと愛してると言わない?
どうなるかなんて、分からないじゃないか。
はっきりしてる事は……言わなきゃ何も変わらんな。
それでお前がよけりゃ好きにしろ。いつまでもそうやって卑屈にいじけてるのが好きならな」
「あ、綾ちゃ――」
三広が顔色を変えた時、スマホが鳴った。