この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第26章 Rock Me
――だが、そんなコンプレックスなど、どうでも良くなる程、俺は美名に焦がれている。
昨日ほなみに思いがけず会って、俺自身が混乱してしまったが……
三広が、自分の不甲斐なさと弱さを隠さずさらけ出して泣いているのを見て、俺は自分と三広を重ねた。
俺も、こんな風に泣き喚きたかったのだろうか?
俺が今失って泣き喚く位に大切な女は誰だ?
答えはハッキリ出た。
美名しかいない。
俺にとっての運命の女。
美名を愛する為に、俺は思い切る――
「よう!終わったぜ!こんなもんでどうだ?
好感度高かったか?」
祐樹は目をキラキラさせ、綾波を肘で小突いてくる。
「は――!ライヴより緊張した――!」
三広は解き放たれた様に伸びをした。
昨日ほなみに思いがけず会って、俺自身が混乱してしまったが……
三広が、自分の不甲斐なさと弱さを隠さずさらけ出して泣いているのを見て、俺は自分と三広を重ねた。
俺も、こんな風に泣き喚きたかったのだろうか?
俺が今失って泣き喚く位に大切な女は誰だ?
答えはハッキリ出た。
美名しかいない。
俺にとっての運命の女。
美名を愛する為に、俺は思い切る――
「よう!終わったぜ!こんなもんでどうだ?
好感度高かったか?」
祐樹は目をキラキラさせ、綾波を肘で小突いてくる。
「は――!ライヴより緊張した――!」
三広は解き放たれた様に伸びをした。