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eyes to me~ 私を見て
第26章 Rock Me
「何?何?」

 三広が覗きこむ。

「昨日……ほなみを抱こうとした」

 綾波の告白に、祐樹の目の色が変わる。

「えっエエエエ」

 三広が驚愕して叫んだ。
 綾波は、祐樹の目を見つめたまま続けた。

「ベッドに倒して唇と身体に触れた……
 欲にかられたんだ。これはその時に落とし……」

 言い終わる前に鋭いパンチが頬に飛んできて、綾波は壁まで吹っ飛んだ。
 周りのスタッフがどよめく。
 切れた口の端を拭うと、目の前に祐樹の靴が見えた。
 次の瞬間、顎を蹴りあげられる。
 周りから悲鳴が上がった。

「ゆ、祐樹――!やめろっ」

 三広が綾波の前に立ちはだるが、綾波は彼の肩を叩いた。

「どけ。三広」
「あ、綾ちゃん……」

 三広が泣き出しそうな顔で振り向くが、いきり立った祐樹にどかされる。
 祐樹は、綾波の胸ぐらを掴み視線で殺しそうな程に鋭く睨んだ。

「テメエっ……!
 そうか……だから昨日帰ってきてからほなみの様子がおかしかったのか……お前が……!」

 祐樹は綾波の首を締め上げる。



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