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eyes to me~ 私を見て
第26章 Rock Me
「ついでに言うが……クレッシェンドのマネージャーの後任を智也に探して貰っている」
「――!?」
「あ、綾ちゃん?」

 祐樹と三広が驚きの目を向ける。

「今、ある歌姫に俺は夢中でね……
 お前らのお守りをしている場合じゃないんだよ」
「綾波……」
「もう……ほなみに手を出す事は無いから安心しろ……
 もし万が一、俺が何かしたら……その時は殺せ」
「あ、あ、綾ちゃんっ!物騒な事を言わないでよ!」

 三広が蒼白になる。
 祐樹は指の力をフッと緩めると、綾波を離した。
 よろめいた綾波を三広が支えに来る。
 祐樹の握り締めた拳はまだ微かに震えている。
 彼は、振り返らずに言った。

「勝手にすればいいさ……その約束、一生忘れるなよ……
 アンクレットはお前がどうとでも処分しろ……
 そんな物をほなみが身に付けるのを見るのは、不愉快だ」

 ざわつくスタッフに、祐樹は一転していつもの笑顔になり言葉を掛けて廻る。

「皆、驚かせてゴメン!まあ、いわゆる男同士のコミュニケーションだよ!
 もう終わったから……お騒がせしたね」



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