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eyes to me~ 私を見て
第26章 Rock Me

「むぐっ……く、苦しっ」
「そーだよ苦しいんだ!綾ちゃんも苦しんだんだ――!」
半泣きの三広が、祐樹をガクガク揺すぶる。
「うおっ……み、みつひ……やめっ」
「勿論、お前が綾ちゃんを怒るのは当たり前だよ!だけど、だけど俺らは仲間だろ――!
険悪なままで、一生……なんてことはないよな?な?なっ!」
「ぐあっ……み、みつひろ!いい加減にしろっ!」
祐樹は腕を振り上げ裏拳で殴った。
見事に顎にヒットし、三広が座席に崩れ落ちる。
「……全く……バカだな」
祐樹は眉をしかめてホッと息を吐くと乱れたシャツとネクタイを直す。
「もう少しで着きますよ」
運転手が言った。
祐樹は後ろを振り返ると苦く笑う。
「俺は多分一生お前を許さない」
「だろうな」
綾波は頷いた。
「けれど……このままでいたら、きっとほなみが悲しむ。
自分のせいで俺達がバラバラになった、て思うかもしれない」
「……」
「そーだよ苦しいんだ!綾ちゃんも苦しんだんだ――!」
半泣きの三広が、祐樹をガクガク揺すぶる。
「うおっ……み、みつひ……やめっ」
「勿論、お前が綾ちゃんを怒るのは当たり前だよ!だけど、だけど俺らは仲間だろ――!
険悪なままで、一生……なんてことはないよな?な?なっ!」
「ぐあっ……み、みつひろ!いい加減にしろっ!」
祐樹は腕を振り上げ裏拳で殴った。
見事に顎にヒットし、三広が座席に崩れ落ちる。
「……全く……バカだな」
祐樹は眉をしかめてホッと息を吐くと乱れたシャツとネクタイを直す。
「もう少しで着きますよ」
運転手が言った。
祐樹は後ろを振り返ると苦く笑う。
「俺は多分一生お前を許さない」
「だろうな」
綾波は頷いた。
「けれど……このままでいたら、きっとほなみが悲しむ。
自分のせいで俺達がバラバラになった、て思うかもしれない」
「……」

