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eyes to me~ 私を見て
第27章 恋情のheart beat
「な、何でもね――よ!」
真理は赤くなりそっぽを向いた。
美名は、人形の顔に絵の具で血の色を塗りながら溜め息をつく。
「桃子なら、こういうの上手なのに……
なんか、全然怖くない……」
「ははっ!何だよそれ!幼稚園児の塗り絵みたいだな」
「真理君のも大差ないじゃない……」
真理作の人形は、鼻血や、目から血を流していたり顔に巻かれた包帯にも血が滲むような色を書き加えてはいたが、やはりどこか間抜けだ。
「まあ、別にいいんじゃね?何でも。
大体がこの面子で肝試しったって、全員が裏方なんだぜ?
仕掛けも何も意味ないよな~
これぞ茶番さ。
志村のオッサンの願望を叶えてやる為に俺らがあくせく働かされてるだけ!」
真理はそう言うと大きな欠伸をした。
真理は赤くなりそっぽを向いた。
美名は、人形の顔に絵の具で血の色を塗りながら溜め息をつく。
「桃子なら、こういうの上手なのに……
なんか、全然怖くない……」
「ははっ!何だよそれ!幼稚園児の塗り絵みたいだな」
「真理君のも大差ないじゃない……」
真理作の人形は、鼻血や、目から血を流していたり顔に巻かれた包帯にも血が滲むような色を書き加えてはいたが、やはりどこか間抜けだ。
「まあ、別にいいんじゃね?何でも。
大体がこの面子で肝試しったって、全員が裏方なんだぜ?
仕掛けも何も意味ないよな~
これぞ茶番さ。
志村のオッサンの願望を叶えてやる為に俺らがあくせく働かされてるだけ!」
真理はそう言うと大きな欠伸をした。