この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第27章 恋情のheart beat
「真理、ちょっと美名を借りていいかな」
翔大の言葉に真理は目を剥いた。
「なにい?
いま大事な作業中だぞ!もう少しで史上最大ルネッサンスの芸術が完成しようとしているんだ――!」
意味不明な反論だが、真理は大真面目だった。
翔大は部屋の中に転がるスプラッタ風人形をちらりと見て、クスリと笑う。
「お、お前!
芸術を笑うとは何事だ――!」
「ごめんごめん。素晴らしいよ。ふふ」
「何も悪いと思ってないだろうお前!」
キーキー怒る真理を美名は宥めた。
「真理君、すぐに戻るから……少しごめんね?」
真理は真顔になると翔大を睨んだ。
「おい、話はいいけどセクハラは止めろよな!」
「ま、真理くん?」
美名はぎょっとするが、怖い顔をする真理とは対照的に翔大は涼しい笑顔をしている。
「わかってるよ……美名の嫌がる事は、しない……」
流し目を送られて、美名の心臓が跳ねた。
翔大の言葉に真理は目を剥いた。
「なにい?
いま大事な作業中だぞ!もう少しで史上最大ルネッサンスの芸術が完成しようとしているんだ――!」
意味不明な反論だが、真理は大真面目だった。
翔大は部屋の中に転がるスプラッタ風人形をちらりと見て、クスリと笑う。
「お、お前!
芸術を笑うとは何事だ――!」
「ごめんごめん。素晴らしいよ。ふふ」
「何も悪いと思ってないだろうお前!」
キーキー怒る真理を美名は宥めた。
「真理君、すぐに戻るから……少しごめんね?」
真理は真顔になると翔大を睨んだ。
「おい、話はいいけどセクハラは止めろよな!」
「ま、真理くん?」
美名はぎょっとするが、怖い顔をする真理とは対照的に翔大は涼しい笑顔をしている。
「わかってるよ……美名の嫌がる事は、しない……」
流し目を送られて、美名の心臓が跳ねた。