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eyes to me~ 私を見て
第27章 恋情のheart beat
真理は美名に、
「大丈夫か?」
と言いたげな目を向けた。
美名が頷くと、彼は目を閉じて溜め息を吐く。
「少しだぞ!さっきも言った通り追い込みなんだからな!」
翔大は、然り気無く美名の背中に手を添えて来た。
「うん。わかってるよ。じゃあ、行こうか」
「う、うん」
「おいっ!言ったそばから何触ってるんだ――!」
真理が騒ぐ声を背中に聞きながら、美名は肩を抱かれたまま歩く。
(本当なら、こういう時は上手くかわして肩の手をどけなくてはならないのだろうか……
それについ、一緒に来てしまったけれど……
まずかったかな?
今更遅いけど……)
そんな事をぐるぐると考えていたら、階段の踊り場の天井から吊るしてある人形にびっくりして、足を踏み外す。
「危なっ」
翔大がガッチリと抱き留めてくれたから、転げずに済んだ。
「大丈夫か?」
と言いたげな目を向けた。
美名が頷くと、彼は目を閉じて溜め息を吐く。
「少しだぞ!さっきも言った通り追い込みなんだからな!」
翔大は、然り気無く美名の背中に手を添えて来た。
「うん。わかってるよ。じゃあ、行こうか」
「う、うん」
「おいっ!言ったそばから何触ってるんだ――!」
真理が騒ぐ声を背中に聞きながら、美名は肩を抱かれたまま歩く。
(本当なら、こういう時は上手くかわして肩の手をどけなくてはならないのだろうか……
それについ、一緒に来てしまったけれど……
まずかったかな?
今更遅いけど……)
そんな事をぐるぐると考えていたら、階段の踊り場の天井から吊るしてある人形にびっくりして、足を踏み外す。
「危なっ」
翔大がガッチリと抱き留めてくれたから、転げずに済んだ。