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eyes to me~ 私を見て
第27章 恋情のheart beat
「今の綾波君には、何を言っても止まらないわよ」
「そ、そんな!」
「ビックリしたわよ。二人が突然やって来てね?
綾波君たら来るなり目の色を変えて……
"美名の声がした。美名は何処にいる!"
て、あなたを探しに行ったと思ったら翔大君をボコボコにしてるんだもの」
「綾波さん……」
綾波は髪を乱して服を乱し、息をハアハアさせながら翔大の首を締め上げた。
「美名に手を出したな……どうなるか分かってやったのか!ああ?」
翔大は口元を歪ませて微かに笑う。
「美名は……貴方……が思う程、嫌がってはいませんよ……」
「なにぃ――?」
「俺は……何度も美名にキスしました……
この間も……」
「や、やめて――!」
美名は耳を塞ぐ。
「この野郎――!」
綾波がドスを利かせた低い声で叫び拳を振り上げたその時、サイレンの音と共に別荘の中庭にパトカーが二台乗り上げてきた。
眩いライトに二人が照らされる。
皆はどよめいた。
「な、何――!?」
「誰よ!警察なんかに通報したのは?」
パトカーから警官が二人降りてきて、綾波を拘束しようとするが、綾波が殴りつけて若い警官が吹っ飛んだ。
「――!」
美名は掌で口を塞いだ。
「あ、あんのばか!何してんだよ!」
真理が叫ぶ。
「そ、そんな!」
「ビックリしたわよ。二人が突然やって来てね?
綾波君たら来るなり目の色を変えて……
"美名の声がした。美名は何処にいる!"
て、あなたを探しに行ったと思ったら翔大君をボコボコにしてるんだもの」
「綾波さん……」
綾波は髪を乱して服を乱し、息をハアハアさせながら翔大の首を締め上げた。
「美名に手を出したな……どうなるか分かってやったのか!ああ?」
翔大は口元を歪ませて微かに笑う。
「美名は……貴方……が思う程、嫌がってはいませんよ……」
「なにぃ――?」
「俺は……何度も美名にキスしました……
この間も……」
「や、やめて――!」
美名は耳を塞ぐ。
「この野郎――!」
綾波がドスを利かせた低い声で叫び拳を振り上げたその時、サイレンの音と共に別荘の中庭にパトカーが二台乗り上げてきた。
眩いライトに二人が照らされる。
皆はどよめいた。
「な、何――!?」
「誰よ!警察なんかに通報したのは?」
パトカーから警官が二人降りてきて、綾波を拘束しようとするが、綾波が殴りつけて若い警官が吹っ飛んだ。
「――!」
美名は掌で口を塞いだ。
「あ、あんのばか!何してんだよ!」
真理が叫ぶ。