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eyes to me~ 私を見て
第28章 獣の求愛
「だって真理って、お姉ちゃんの事が好きでしょ?」
さらりと言われ、何の事か理解するのに数秒間かかった。
「ええ―――!?」
「姉ちゃん反応遅い」
美名は心臓をばくばくさせながら真理の今までの態度や言葉を反芻した。
(いつも真理君は口が悪くて、そんな素振りは全く……)
「あ!!」
真理に抱きしめられた事を思い出し、頬がかあっと熱くなる。
「なんか思い当たるんだ。やっぱりね」
桃子は冷静に頷く。
「ち、違うよ!違う!」
「あいつ、最初は性格悪いかなって思ってたけどさ、口が悪くて照れ屋なだけで実は普通の男子じゃない。
顔もまあまあだし、筋肉あるし、綾波なんかより全然良くない?」
「ち、ちょっと――!何を勝手な事を」
その時、真理がキッチンにひょっこり顔を出した。
「おいお前ら、茶が冷めるぞ!」
「ひいっ――ま、真理くんっ」
驚いて絶叫してしまい、真理は目を丸くした。
「な、何だよ?」
さらりと言われ、何の事か理解するのに数秒間かかった。
「ええ―――!?」
「姉ちゃん反応遅い」
美名は心臓をばくばくさせながら真理の今までの態度や言葉を反芻した。
(いつも真理君は口が悪くて、そんな素振りは全く……)
「あ!!」
真理に抱きしめられた事を思い出し、頬がかあっと熱くなる。
「なんか思い当たるんだ。やっぱりね」
桃子は冷静に頷く。
「ち、違うよ!違う!」
「あいつ、最初は性格悪いかなって思ってたけどさ、口が悪くて照れ屋なだけで実は普通の男子じゃない。
顔もまあまあだし、筋肉あるし、綾波なんかより全然良くない?」
「ち、ちょっと――!何を勝手な事を」
その時、真理がキッチンにひょっこり顔を出した。
「おいお前ら、茶が冷めるぞ!」
「ひいっ――ま、真理くんっ」
驚いて絶叫してしまい、真理は目を丸くした。
「な、何だよ?」